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2012-09-15 (Sat)
UTAU男声音源+性別迷子組中心アンソロジー企画・男声系UTAU第3弾
ヒーロー系UTAU式 ~男声パート、トランスポーズ!~
に小説16ページ書かせていただきました!

タイトルは、
短 パ ン 戦 隊 ☆ シ ョ タ レ ン ジ ャ ー です。
男声系1の真夜さんの幼稚園ネタをお借りして、ショタがレンジャーして怪人と戦います。
でも主役は怪人サイドです。

登場音源:
暗音ザンダ、汀メジロ、日暈セオ、時雨ナオ、雲之ツキ、型破ルト、穂歌ソラ、
橙屋イモコ、欲音ルコ、ルーク

続きから小説のサンプル(冒頭部分)です。
漫画のサンプルはPixivにアップしました。

短パン戦隊☆ショタレンジャー

 なぜ、こんなことになってしまったのか。
 その問いの答えを探す間もなく、ザンダの前にセオが立ちはだかる。長く伸びた影がザンダの足元にかかった。
「くらえ! すぺしゃるだいなまいといんさいだー!」
 聞き覚えのある強そうな単語を並べただけと思われる技名は、どんな効能なのかさっぱり想像がつかない。
 想像がつかないが、何かアクションを起こさないと怒られてしまうので、とりあえずザンダは「ぐああああっ」と叫んで倒れ伏した。晴れた日の地面はふく射熱で暑苦しい。
「ザンダ君!」
 傍にいたメジロが悲痛な声を上げて駆け寄ってくる。かれたのどから出る声は、かすれて普段よりハスキーになっていた。
「く……企業の未公開重要情報を元に不当な株取引で利益を得ようなんて、卑怯ですよショタレンジャー!」
 あの、意味わかって使ってないと思うんで。真面目に返さなくていいと思います。ていうかそれはもうヒーローのやることじゃない。
 とつっこもうとしたが、一応ダメージを受けている場面なので、ザンダはぐっとこらえる。「くっ……身体が……」と何がしかの特殊効果を受けたかのようなセリフも付け足しておく。
「どうだ! しびれてうごけないだろ!」
 なるほど、どうやら語感的にサンダー的なものを想像して使用したらしい。推測をめぐらせつつ、ザンダは小刻みに腕を動かししびれているような演技をしてみせた。
「これでのこるは、メジロせんせいだけです!」
 しびれているふりをしながらこっそり視線をずらすと、視界の端でイモコの背中に足をかけるナオが見えた。イモコは「水が……水が……」と呻いている。水的な何かで倒された設定なのだろう。
 その先に視線を動かすと、一番最初に倒されたソラが横たわっている。ザンダたちのチームで立っているのは、いつの間にかメジロのみとなっていた。
「……っく、せん、せい」
 ザンダは声を振り絞って、メジロに聞こえる程度の言葉を送る。メジロはザンダを見下ろし、こくりとうなずいた。
「分かってます。私がここで普通にやられてしまったら、また同じことの繰り返しになってしまいます」
 メジロは唇をかみしめ、視線を子供たちに向けるが――妙案は浮かばないらしく押し黙る。そのほおには一筋の汗が流れた。
 一番手前に立つセオ、イモコの元を離れじりじりと近づいてくるナオ、ソラから奪った携帯カレーを食っているルト。
 ツキは少し離れた巨木に背を預けているが(本人曰く「一匹狼」らしい)、これまでの行動から考えてこちらが反撃に出たらすぐに駆けつけると思われる。
 戦力は4対1。この戦況を、果たしてどう乗り越えられるというのか。
「全ての負のループを……私が終わらせます」
 メジロがつぶやく。希望がなくとも、その瞳には諦めの色だけはにじんでいなかった。
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